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五山送り火と書いてござん"の"おくりびと読む|京都人しか知らない事

五山送り火と書いてござん"の"おくりびと読む|京都人しか知らない事

こんにちは。京都かみんぐです。
今回は商品紹介ではなくちょっとした京都話ネタ。五山送り火についての小ネタ話になります。

 

五山送り火

ふっと気がついたのですがこちらをなんと読まれますか?

「五山送り火

普通であれば「ござんおくりび」と読むでしょう。ですが京都人はなぜかこれを「ござんのおくりび」と"の"を付けて読むんですよね。のをつけて読んでるのか表記する時にのを書かないのかは知りませんが。下記はWikipediaからの引用です。

五山送り火(ござんのおくりび)は、毎年8月16日に京都府京都市左京区にある如意ヶ嶽(大文字山)などで行われるかがり火。
引用元:五山送り火 - Wikipedia

ねっ?Wikipediaは誰でも情報を変更可能なので正式名称だと断定はできませんが、"の"をつけた「ござんのおくりび」が一般的だと言う事を物語っております。私はもちろん祖父の代から京都の出身ですが(それ以前は会った事ないので知らない)みんな"の"を付けて読んでいますね。

ぶっちゃけどっちでも良い

その通りですね。どっちでも良いんです。ただ京都の人だけは何故か五山送り火に"の"を付けて呼びたがります。多分、豆腐に"お"をつけて「お豆腐」と読んだり先生のことを「せんせ」と読んだりする程度にどうでも良いんです。どちらかといえば「大文字」と略して(?)呼ぶことが最も自然だと思います。
でもこれだけは絶対に読んじゃダメって呼び方があります。

大文字焼きはアウト

はい、大文字焼きという呼び方は許されません。京都人に言うと絶対「大文字焼きとちゃうよ」と返されます。これだけはお年寄りから学生まできっとムッとするでしょう。京都人は特にこだわりがしっかりとしているので正しく呼ぶ事をおすすめします。

まとめ

ってな感じでしょうか。お隣の滋賀や大阪を含めて「大文字焼き」と呼ぶ人が多いのを見ると他府県でも全国的に「大文字焼き」と呼ばれていそうです。観光から京都にお越しの方はぜひ「ござんのおくりび」または「だいもんじ」と読んであげてください。大声で大文字焼きなんて呼んだことで、雑踏にまぎれて気の荒い京都人が肩をぶつけてきても知りませんよ笑

五山送り火について

五山送り火は毎年8月16日のお盆の終わりに行われます。「大文字」「左大文字」「妙法」「船」「鳥居」の五つが5分の時間差で点灯されます。
いずれも上の方ですが四方八方に点在していて、観光地京都でも一年で最大の混雑が起るため5つ全てを見るのはなかなか困難です。高校時代に自転車でもバイクでも挑戦しましたがルートの予定立ては必須じゃないでしょうか。

京都人にとっては夏の終わりを告げる行事でもあり、ちょっと切ないものです。(最近は9月でも熱暑ですが…)

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